通常の使い方（イルカの食害対策）
可愛い容姿のイルカですが、漁業にとっては獲物を食い荒らす天敵です。従来は獲物によってきたイルカに対し、火薬を使って追い立てたりする方法もとられましたが、現在では禁止されています。このニュービックラーは、水中でイルカの嫌いな音を発生させて、寄せ付けないという安全で効果的な装置です。
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新しい利用法
イルカの威嚇用として開発されたニュービックラーですが、水中で音を出すという単純ながらいちばん効果のある方法が、イルカの威嚇以外の利用法として新たに考えられ、実用化されています。たとえば、巻網漁での魚の追い込みに利用する方法です。魚群を巻網の外に出さないようにニュービックラーで追い込みます。光や泡、超音波など色々な研究者が魚の追い込みを考えてきましたが、やはり生物が本来感じる恐怖をあおる音波が一番効くことが証明されました。
また網を巻き取る際、サメに網を食いちぎられるという被害は、獲物よりも高価な巻網を破られる事の方が深刻ですが、ビックラーを使ってサメを寄せ付けないという利用方法もあります。
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さらに新しい利用法へ
我々開発側が思いもよらなかった利用方法も、漁業者様から考え出されています。海底に眠っている魚を、ニュービックラーを使って上昇させるという方法も、漁業者様が考え出しました。このように、シンプルな機能であるだけに色々な活用方法が存在します。さらに、アザラシやトドなどの害獣やサメ、シャチ、クジラなどへの活用、アサリ、カキなどの貝類の食害に使用されることも考えられています。
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